Day 74 ~ 76 : l’hôpital 3, et la liberté ( 6/ 20~22 )

《病院その3、そして自由》

さて。

なんとか6月19日金曜日に出獄もとい退院した訳ですが。なんか体力がものすご無い。

とりあえず、金曜日〜日曜日の夜までは母上のお宅にお世話になってましたがその話の前に《病院体験記》の続き。


文字ばっかりですみません。思い出すと、結構辛い。それ故、ちゃちゃっと書き終えてしまいたい気持ちが勝る!

態度の悪い看護師というのは、

確か、3日目あたりに、アレルギー食品ぽいものが夕飯にでた。マコモダケみたいな一見ホワイトアスパラガスの太いやつ。「アレルギーの食品じゃないわよね?」と、フランス母上が食事担当の看護師B(冷たい美人系)に言いに行く。

看護師B、憮然とした顔で違うと言い切る。が、その植物が何科かどうかまでは答えられない。ていうか、名前聞いても私もわからなかった。その場で、インターネットで確認したら、ユリ科ではなかった。

看護師B、超絶不機嫌な顔で退場。

たぶんこの時に彼女はものすごーく私に対して『厄介な患者!』と、恨みがましい気持ちになったのではないかと推測。母上は純粋に私を心配して確認してくれたのだけど、看護師B嬢にとっては面白くなかったと思われる。

確かに、私はめっちゃ日本人(てか、アジアン)ビジュアルなのに、毎日フランス人一家が面会に来ては世話を焼いてくれている謎の状況。ここ、モンドマルサンは観光客もあまりいない上に日本人すら数えるほどしかいない地方の街。

ということで、詳しくは書きませんが、この看護師B嬢の私へのこの後の態度を想像するのは容易いのではないかと。危うくブチ切れる寸前だったとだけ書き加えます。

でも、基本的には、

顎ピアス×金髪ボブカット看護師さんは、(初日の夜しか見てないけど)驚く程優しくて親切でマジで天使だったし。

入院生活全般の説明してくれたベテラン看護師さんは、気さくで気配りが細かくて安心できたし。

ちょっと大柄な、でも朗らかな美人看護師さんは、いつも笑顔で素敵だったし。

後半鷹のような目つきで採血しにくるアメリカンドラマに出てきそうな派手美人看護師さんは、英語とフランス語で説明してくれたし。採血失敗したら、丁寧に謝ってくれたし。失敗しないで欲しかったけども。

素敵な天使がたくさん(※しかし、みなもれなくアクセサリーと化粧、ピアスは標準装備でしたね)。


点滴してる時から「これ、どうやって外すんだろ……、テープ引っぺがしたら針が血管破くんじゃ?」と畏怖。で、点滴外す前、アメリカンな看護師さんが「準備はいい?」と聞いてきた。よくはないけど「うぃ」と答えると、バリッと剥がして、すかさず何かで抑える感触。こういうの苦手なので、見られない。

「終わったわよ、ニコ!」って、何が何だかわからない!!これより採血が死ぬほど痛かったので、もう忘れたい。。。

あと、不幸中の幸いが、入院中、否応なく二十四時間色んな人のフラ語に晒され続けたお陰で、耳がだいぶ慣れました。四月の時よりだいぶわかる……。医療用語も少し覚えたし。

anémie アネミ 《貧血(毎回採血で貧血)》とかmamelon マメロン 《乳首(病院着でノーブラなので痛い)》とか……使わなさそうで使いそうな単語を覚えた。

てことで、19日に無事に退院。

はい、ニベア。日本製の青缶ニベア最強説。あとシアバターのヘアパック、いいです。洗髪前に満遍なく塗って、普段通りシャンプーで洗うだけでだいぶ髪の傷みが回復。

でもやっぱり日本でケアしたい……。 

奥様と、日本人にはやたら難しいフランス語の発音について語り合う。

Day 64~73 : L’ hôpital 2 ( 6/10~6/19 )

《病院その2》

フランスの病院体験について、振り返りつつじっくり語りたいのです。。。

いやー大変でした。

 熱が下がってるときは、フラフラしながらもなんとかシャワー浴びたり、ご飯(ヨーグルトかジュース)食べたり。が、7時間間隔でまた熱が上がる、の繰り返し。

そんで、骨盤のすぐ内側(つまり腎臓)に鈍痛があることにも気付いていたものの、熱とは関係ないと思いこむ。むしろ、熱のせいで深く考えられない。


まさかのシャワー介助。もう介護。

お腹が空く感覚がもうわからない。水でも吐きそうになる。いつ熱が終わるのか考える。熱が上がりすぎた時の後遺症とかは考えられる。全ての考えがマイナスの方向に突っ走るものの、考えに感情が追いつかない。


もうエリッソン母上は命の恩人……思い返すと、この母子の連携プレーによって、私の腎臓が守られたと言っても過言ではない。ってか、それが事実。


高熱から入院まではこんな流れ。途中、見辛いのは、熱で朦朧としてた記憶を思い返しながら書き綴ったため。


しかし、フランスの医療従事者、特に女性の身だしなみが日本と違う気がする。ピアス、ネックレスは当たり前。顎ピアスの看護師さんもいたし、みんな大概化粧がっつりしてる。ガム噛んでる人もいたし。

Day 64~73  : L’ hôpital ( 6/10~6/19 )

《病院》

フランス滞在時々ロンドンリバプール旅に、新たなネタが仕込まれました。

ロンドンスタンステッド空港で背後にいた着ぐるみ。

 わーい、今日は鶏肉だー!!!って、ワイルドだな。病院食のくせに!

というか、入院した夜はコップ一杯の水だけだったくせに、次の日の朝からいきなりのカフェオレとクロワッサンをぶっこんでくるあたり、胃袋の素材が違う日仏。
あと、日仏の平熱が遺伝子レベルで違うことをここの人たちは知らない。
〜入院の経緯〜

6月9日に、無事ロンドンから帰ってきたわけですが。どうも10日の夜から、高熱が出て、薬で下げるを繰り返し(当然木曜から、ジュースかヨーグルトしか食べられず)、とうとう金曜にエリッソンの母上宅に行きまして。
土曜の午前中にかかりつけ医を受診、ウイルス性胃腸炎とのこと。???とも思ったものの、一時回復。しかし、午後からまた熱が上がり、とうとう中央病院に連れて行かれる。

色々検査を受けて、結果的にそのまま入院。

入院です。

原因は、腎臓にバクテリアが入ってどうのこうの。腎臓の管か血管が切れる寸前だったとのこと。膀胱から進入ということで、先月の膀胱炎が悪化?と思ったら、別物。

え?別物?ヌーボー膀胱炎???

かくして、土曜夜からまさかのフランス入院生活をしておりました。私、今まで入院、手術、骨折、点滴すらしたことない履歴だったのに……点滴生活!※現在(6/20)は無事退院してます。

病院ネタもだいぶ仕込んできたので、のちのちまとめたいものです。