近所のパン屋さんと隣のトロペジエンヌちゃん

バゲットを買いに……

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Day 24  その1: ピレネー山脈の恩恵に触れる 

今月初め、友人F氏のご実家に3泊4日してきました。
場所は、ピレネー山脈の麓、タルブ(Tarbes)という街。この街、オートピレネー県の県庁所在地なんです!とは言っても、たいていの日本人が「え?どこ?」と首をかしげる知名度は、日本でも地方出身者あるある。

(ちなみに、ピレネー山脈はスペインとフランスの間にある壁のような山脈です。滞在前は、アルプスと位置関係がごっちゃになってました私は)

ですが、実は隣に世界的に有名な町及び泉があります。

そうそう。泉といえば、

ルルドの泉!

ルルドの泉のあるルルド(Lourdes)。フランス語発音だと「ロォドゥ」に近いです。病がちの少女ベルナデッタが聖母を見、泉が湧き出て人々の病を治し、その少女の遺体は腐ることなく生前の姿を保っているという奇跡の泉、ルルド。

てことで、ルルドが近くにある街、タルブに行ってきました。

金曜日。今滞在している街から車で一時間半、F氏のワイルドな運転と着いた邸宅で度肝を抜かれ。

この地域の伝統的な住宅の外観に反して、内部はリフォーム直後!綺麗!ハイテク!ショールームみたいなキッチンとバスルーム……、絵本に出てくる暖炉。リビングの端には、かつて暖炉の中で使っていのか、暖炉の中に吊るす鍋。これで狼を煮るんでしょ?と友人にニヤリ。子豚三匹揃っていたらね。なるほど、前に日本建築家の方から「ヨーロッパでは建築家は、伝統的な住宅の中身をリフォームすることが多い」と、聞いていたまさにそれ。

友人と家主が「なんか日本人は、アルプスの少女ハイジのアニメの影響で、ラクレットに憧れあるみたい」と、友人のご両親にざっくり説明していたらしく、夕飯はラクレット!そして、地方色溢れる各種アペリティフ、美味しいワイン。

ラクレット用のチーズあっため器!

これらに、とろっとろに溶けたラクレット用チーズをかけていただきます。
 さて、友人のご両親から色々日本のことについて質問されたのですが……

「え?なんでクリスチャンじゃないのに日本人は教会で結婚するの?誰が取り仕切るの?司祭???」と勢いよく聞かれて「あ、流行りです。つまりは、経済です。ビジネスです。私はやりません」と答えました。いつか聞かれると思ったけど、やっぱり答えに詰まる。

他の日本人は皆どう答えているのだろう。

Pâques、イースター

先週の日曜は「イースター」でした。

※イースターを調べたところ、春分の後の最初の満月の日の次の日曜日、とのこと。キリストが蘇ったことを記念して、春の自然の蘇りを祝うお祭り、なんだそうです。卵は復活の象徴なんだとか。

日本には馴染みのないキリスト教的なこの行事。誰一人クリスチャンではないので、行事にちなんだことは特になく(ママから卵形のケースに入ったチョコレートをいただいたくらい)、フランス家族と過ごして終了。

月曜の午後には、近所のヤギ天国へと繰り出しました。

ヤギ天国(勝手に命名)は、「九つの湧水」(Ferme Des 9 Fontaines)という湧水が湧き出る森のそばにあります。早い話が、ヤギの乳でチーズとミルク販売している工房。

チーズ工房のチーズ!

フランスママンのマンションから車を走らせること15分ちょい。こんなに美しい場所に着くわけです、

「九つの湧水」 のうちの一つ。
 童話に出てくるフレーズ《こんこんと湧き出る》ってこういうことなんですね。

帰り際、工房のそばでミルクを瓶に詰めてもらっている間、家主と雑談。

「こんなにヤギチーズ食べたら子豚になるねー」「そうだね」

そこにミルクを持って現れた工房のムッシュ「絶対にならない!ヤギチーズは太らない!」断言!

あ、はい、と答えて帰ってきたのですが、そのムッシュの体型がいまいち説得力に欠けるものだった気がしないでもない。。。

dernières nouvelles

《近況報告》

 


すでに帰ってきて一ヶ月ちょい。

ありがたいことに前からの仕事を一件いただいたり、やっぱり旅まとめをしていたりの日々。

☆旅の持ち物と旅装の振り返り。☆

わたしの場合、海外では、隣の国の人と思われるくらい無国籍な格好が基本。アクセサリーは現地の人と一緒の時、しかも必要な時しかしない。財布は、財布に見えないポーチ(むしろペンケース)に入れる。クレジットカードは定期入れに入れる。つけていないアクセサリーは、ピルケースに入れてカバンの底に入れる。iPhoneは、握力を鍛えながら握りしめる兼あまり日の元に出さない。

などなどを気をつけてます。

夏バテなのか食欲が消えているので、ハーブに頼る!

Day 74 ~ 76 : l’hôpital 3, et la liberté ( 6/ 20~22 )

《病院その3、そして自由》

さて。

なんとか6月19日金曜日に出獄もとい退院した訳ですが。なんか体力がものすご無い。

とりあえず、金曜日〜日曜日の夜までは母上のお宅にお世話になってましたがその話の前に《病院体験記》の続き。


文字ばっかりですみません。思い出すと、結構辛い。それ故、ちゃちゃっと書き終えてしまいたい気持ちが勝る!

態度の悪い看護師というのは、

確か、3日目あたりに、アレルギー食品ぽいものが夕飯にでた。マコモダケみたいな一見ホワイトアスパラガスの太いやつ。「アレルギーの食品じゃないわよね?」と、フランス母上が食事担当の看護師B(冷たい美人系)に言いに行く。

看護師B、憮然とした顔で違うと言い切る。が、その植物が何科かどうかまでは答えられない。ていうか、名前聞いても私もわからなかった。その場で、インターネットで確認したら、ユリ科ではなかった。

看護師B、超絶不機嫌な顔で退場。

たぶんこの時に彼女はものすごーく私に対して『厄介な患者!』と、恨みがましい気持ちになったのではないかと推測。母上は純粋に私を心配して確認してくれたのだけど、看護師B嬢にとっては面白くなかったと思われる。

確かに、私はめっちゃ日本人(てか、アジアン)ビジュアルなのに、毎日フランス人一家が面会に来ては世話を焼いてくれている謎の状況。ここ、モンドマルサンは観光客もあまりいない上に日本人すら数えるほどしかいない地方の街。

ということで、詳しくは書きませんが、この看護師B嬢の私へのこの後の態度を想像するのは容易いのではないかと。危うくブチ切れる寸前だったとだけ書き加えます。

でも、基本的には、

顎ピアス×金髪ボブカット看護師さんは、(初日の夜しか見てないけど)驚く程優しくて親切でマジで天使だったし。

入院生活全般の説明してくれたベテラン看護師さんは、気さくで気配りが細かくて安心できたし。

ちょっと大柄な、でも朗らかな美人看護師さんは、いつも笑顔で素敵だったし。

後半鷹のような目つきで採血しにくるアメリカンドラマに出てきそうな派手美人看護師さんは、英語とフランス語で説明してくれたし。採血失敗したら、丁寧に謝ってくれたし。失敗しないで欲しかったけども。

素敵な天使がたくさん(※しかし、みなもれなくアクセサリーと化粧、ピアスは標準装備でしたね)。


点滴してる時から「これ、どうやって外すんだろ……、テープ引っぺがしたら針が血管破くんじゃ?」と畏怖。で、点滴外す前、アメリカンな看護師さんが「準備はいい?」と聞いてきた。よくはないけど「うぃ」と答えると、バリッと剥がして、すかさず何かで抑える感触。こういうの苦手なので、見られない。

「終わったわよ、ニコ!」って、何が何だかわからない!!これより採血が死ぬほど痛かったので、もう忘れたい。。。

あと、不幸中の幸いが、入院中、否応なく二十四時間色んな人のフラ語に晒され続けたお陰で、耳がだいぶ慣れました。四月の時よりだいぶわかる……。医療用語も少し覚えたし。

anémie アネミ 《貧血(毎回採血で貧血)》とかmamelon マメロン 《乳首(病院着でノーブラなので痛い)》とか……使わなさそうで使いそうな単語を覚えた。

てことで、19日に無事に退院。

はい、ニベア。日本製の青缶ニベア最強説。あとシアバターのヘアパック、いいです。洗髪前に満遍なく塗って、普段通りシャンプーで洗うだけでだいぶ髪の傷みが回復。

でもやっぱり日本でケアしたい……。 

奥様と、日本人にはやたら難しいフランス語の発音について語り合う。

Day 64~73 : L’ hôpital 2 ( 6/10~6/19 )

《病院その2》

フランスの病院体験について、振り返りつつじっくり語りたいのです。。。

いやー大変でした。

 熱が下がってるときは、フラフラしながらもなんとかシャワー浴びたり、ご飯(ヨーグルトかジュース)食べたり。が、7時間間隔でまた熱が上がる、の繰り返し。

そんで、骨盤のすぐ内側(つまり腎臓)に鈍痛があることにも気付いていたものの、熱とは関係ないと思いこむ。むしろ、熱のせいで深く考えられない。


まさかのシャワー介助。もう介護。

お腹が空く感覚がもうわからない。水でも吐きそうになる。いつ熱が終わるのか考える。熱が上がりすぎた時の後遺症とかは考えられる。全ての考えがマイナスの方向に突っ走るものの、考えに感情が追いつかない。


もうエリッソン母上は命の恩人……思い返すと、この母子の連携プレーによって、私の腎臓が守られたと言っても過言ではない。ってか、それが事実。


高熱から入院まではこんな流れ。途中、見辛いのは、熱で朦朧としてた記憶を思い返しながら書き綴ったため。


しかし、フランスの医療従事者、特に女性の身だしなみが日本と違う気がする。ピアス、ネックレスは当たり前。顎ピアスの看護師さんもいたし、みんな大概化粧がっつりしてる。ガム噛んでる人もいたし。

Day 60 : Liverpool 2 ( 6/6 )

《リバプール その2》


やっぱりリバプールといえば、あの人たち。なので、2日目は THE BEATLES STORY へ。

まずは、朝食を探しに出発!

かなり街中歩きますが、歩けない距離間ではないです。地元のひとが一緒だからタイムロスが少ないってのもあるか。

てか、今見て思ったけど、朝食探し過ぎ。①から②まで歩き過ぎ。土曜日だったので、どこもやってないか、もしくは朝食が10時からってのが多かった。

②たくさん歩いたけど、それがチャラになるくらいMOOSE COFFEE が美味しい(もしや、空腹だったから?)!ふわふわスクランブルエッグとサーモンに、レモンかけて食べるのがもうもう美味しい(いや、空腹だけじゃない!)!

③THE BEATLES STORY  えーと、14.95£は(2015.6.25現在)約3,000円。ただし、日本語音声ガイド+別館4Dシアター付き。そして、展示も長めかつ貴重なものも多数(多分)。

ファンではないわたしが楽しめたので、ファンなら震えるんじゃないかと。

 あ、でも、4Dシアターは座れるラッキーくらいの気持ちで行った方がいいです。ビートルズの曲に合わせたアニメーションなので、そんなに目新しくもなく……まぁ疲れた時に、くらいの。

④ 「違う!こんにちはって言え!お前ら、二度とポケ◯ンで遊ぶなよ!」と、叫んだわたしの隣でビクターくんが爆笑。ひどい。

⑥ ロックというか、不思議すぎるカテドラル。 

※ちなみに、ジェイミー・オリバーは有名な料理人です。

さて、いよいよ、今日の晩御飯!!美味しい!リバプール美味しいよ!



ギリシアに行きたくなるくらい美味しかった!

Day 64~73  : L’ hôpital ( 6/10~6/19 )

《病院》

フランス滞在時々ロンドンリバプール旅に、新たなネタが仕込まれました。

ロンドンスタンステッド空港で背後にいた着ぐるみ。

 わーい、今日は鶏肉だー!!!って、ワイルドだな。病院食のくせに!

というか、入院した夜はコップ一杯の水だけだったくせに、次の日の朝からいきなりのカフェオレとクロワッサンをぶっこんでくるあたり、胃袋の素材が違う日仏。
あと、日仏の平熱が遺伝子レベルで違うことをここの人たちは知らない。
〜入院の経緯〜

6月9日に、無事ロンドンから帰ってきたわけですが。どうも10日の夜から、高熱が出て、薬で下げるを繰り返し(当然木曜から、ジュースかヨーグルトしか食べられず)、とうとう金曜にエリッソンの母上宅に行きまして。
土曜の午前中にかかりつけ医を受診、ウイルス性胃腸炎とのこと。???とも思ったものの、一時回復。しかし、午後からまた熱が上がり、とうとう中央病院に連れて行かれる。

色々検査を受けて、結果的にそのまま入院。

入院です。

原因は、腎臓にバクテリアが入ってどうのこうの。腎臓の管か血管が切れる寸前だったとのこと。膀胱から進入ということで、先月の膀胱炎が悪化?と思ったら、別物。

え?別物?ヌーボー膀胱炎???

かくして、土曜夜からまさかのフランス入院生活をしておりました。私、今まで入院、手術、骨折、点滴すらしたことない履歴だったのに……点滴生活!※現在(6/20)は無事退院してます。

病院ネタもだいぶ仕込んできたので、のちのちまとめたいものです。